· 

セルフ二次小ネタ集1

 

※主にツイッターで季節行事に合わせて呟いた小ネタ、ほぼ会話のみ。

 

 

●節分(リッダーシュ・シェイダール・ジョルハイ)

 

「豆で鬼退治?」

「楽しそうだから、これならおぬしもやるかと」

「馬鹿馬鹿しい。豆ごときじゃせいぜい子供しか追い払えないだろ」

「まぁ、鬼になぞらえた悪運や病をだな…」

「それこそ実体がないじゃないか。くだらなモガッ!」

「そういううるさい鬼の口に豆をぶち込んで黙らせるんだよ」

「ムムー!!(ジョルハイてめえ!!)」

「やれやれ…」

 

 

●バレンタイン(同上)

ツイッターに連携したアプリで仮想チョコを送り合って遊んでいたのが元ネタ。

 

1)フォロワーさんからジョルハイにチョコをもらいました。

 「皆で分けてね(火種投入)」とのこと。

 

「季節行事でご婦人方から頂戴してね。皆で食べよう」

「お前宛ての菓子か…大丈夫なんだろうな」

「失敬な疑い方だねぇ。毒味役がいるじゃないか」

「だから警戒してるんだ!」

「味は保証できないけど、誰も祭司に毒を盛りやしないよ。 ……せいぜい媚薬」

「吐き出せリッダーシュ!!」

 

「冗談に決まってるじゃないか、随分慌てるねぇははは」

「笑うな馬鹿! ……おい大丈夫か?」

「(ゴホゴホ)ああ、むせただけだ。毒も媚薬も入ってない」

「そうか(ほっ) ……待て。なんで分かる」

「え? 一度や二度は媚薬入りを振る舞われた事があるだろう?」

「……」(愕然とするシェイダール)

「…」(ふきだしかけて堪えるジョルハイ)

「??」

 

「今なんとなく無性にお前を殴りたくなった」

「なぜ!?」

「知るか!(ゴスッ)……はぁ、全く嫌なところだな王宮ってのは」

(ジョルハイは絨毯に突っ伏して笑っている)

 

2)ジョルハイ宛てに、日本酒入りチョコを頂いたので。

 

「やあ、東国のお菓子を頂戴したからお裾分けだよ」

「今度は何だ」(疑惑)

「毒味しよう…変わった風味だな」

「昨日食べた私がまだぴんぴんしているんだから大丈夫だよ」

「確かに、安全なようだ」

「それなら…」(好奇心に負けた)

 

「…これ、酒が入ってるだろう」

「えっ」

「分かるかい。君は弱いからねぇ」

「くそ、フワフワする…」

「水を」

「しゃべるな眩しい。謀ったなジョルハイ」

「リッダーシュが平気でもこういう危険があるって忠告だよ。

 君は酔うと少し素直になるからね。交渉事の席では気を付けるべきだ」

 

「…」

「シェイダール?」

「ふっ。これしきで素直に『分かった』とか言うと思ったか、馬鹿め。

 大体おまえはいつも思いやりだの味方だの調子良いことばかり言って」

「(絡み酒か…)」

「(絡み酒だ…)」

「真面目に聞け!」

 

「頭痛い…」

「結局一人であの菓子全部食べるからだ(呆れ) 酒が違うと酔い方も変わるのだな」

「うぅぅ」

「以後東国の酒には重々警戒いたすゆえ此度はご容赦を、我が君」

「それよりジョルハイをぶっ飛ばす」

「頭痛がおさまってからな。ほら水だ」

 

*シェイダールは何か様子おかしいと自覚しても、好奇心(と原因特定したさ)に負けて

 もうちょっともうちょっとと食べてしまうクチ(死ぬぞ)

 お菓子全部食べられるわ絡まれるわ散々なジョルハイでした☆

 

 

●ホワイトデー

 

「シェイダール、返礼は済ませたのか?」

「いきなり何だ」

「ほら、先月各所から菓子を頂戴したろう」

「あ? あぁ、ジョルハイが色々持って来たな、そう言えば。なんだ、あいつに礼をしろってのか?(渋面)」

「いや、そうではなく…直接おぬしに」(はたと気付く)

「…貰ってない」

「……」(気まずい)

「毒味した覚えがあるか? あるのか、え? 俺宛ての菓子を隠れて食ってしまったとかそういう覚えが」

「悪かった! 失言だ、忘れてくれ」

「ふん」

 

「……あー……余りで良ければ、食べるか?」

「ぶっ飛ばすぞ!」(でも食べる)

 

「おまえその内いきなり刺されて、『私が何を言った』って困惑しながら死ぬぞ」

「いや、さすがに何となく失言したことはわかる。すまなんだ」

「それはそれで腹立たしいな」

「……これも食べてくれ」

「食い物でごまかせると思うなよ」(でも食べる)

 

 ごまかされた。

 

*食べてる途中で材料とか産地とか何か連想してそっちに気を取られるシェイダール。

*リッダーシュが渡した「余り」は用意したお返しのお菓子の余りです。

 人数分より余分に用意してついでに誰かにあげようとか考える、おおらかさん。

 

 

●ホラー映画を見せてみよう(シェイダール・リッダーシュ・ヤドゥカ・ジョルハイ)

 

「下らないな。幽霊なんて幻覚だろ、状況とか音楽で煽って」

「そういう仕込みを含めて楽しむものだろう(苦笑)」

「うむ。恐怖心とは理性の手に負えぬからな。ないものをあると思い込む」

「ていうか馬鹿だろこいつら、なんだってわざわざいかにも危なそうな場所に

 ろくな備えもせず入り込むんだ」

「同じ状況になれば好奇心に負けないと言い切れるか?」

「ぐっ…」

「軽率だというのは同感だな。何事につけ備えを疎かにしてはならん」

「ほら見ろ。大体いまの場面だって…」

 

「君たち、よくそんなに議論しながら見てられるねえ。話がわからなくなりそうだよ…

 ところでシェイダール、君の後ろにいるの、初めて見るけど誰だい」

「!!!???」(ガタッ

 

「はははは引っかかった!」

「ジョルハイ!! ぶっ飛ばすぞてめえ!!!」

(すごい飛び上がった…)

(…猫?)

 

*猫にたとえるなら、警戒心が強くてすぐ毛を逆立ててフシャーッて威嚇する黒猫。

 突然の物音とか背後のキュウリにビョイーンと飛び上がってしまうのですw

 

*シェイダールは神とか霊とか否定してるけど恐怖心がないわけじゃなく

 むしろ死に対して強い恐れを抱いてるし、

 負けず嫌い過ぎて不意打ちで脅かされるのをすんごい嫌うので、

 うっかりホラー映画でそうした演出されてビクッとしちゃった日には

 手に負えない癇癪玉になるからホラーとは相性悪いw