2015年の４月１日になろうさんの活動報告で一日限定公開していた、嘘予告です。
ちょうど新作の作中時期も追いついたので、サルベージしておきます。
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次の連載は『王都警備隊』シリーズの新作です！
～ＳＴＯＲＹ～
結婚生活も穏やかに過ぎ、リーファの細い身体にももうひとつの命の大きさが目立つようになってきたが、相変わらず彼女は警備隊で仕事を続けていた。
のんきに休んでなどいられない事件が続いていたのだ。なぜか立て続けに子供が行方不明になっているのである。何者かが子供ばかり狙って誘拐しているのか、それともあるいは……？
こんな状況で安心して子供が産めるかとばかり張り切るリーファだったが、事件は意外な展開を見せる。
目撃情報を元に張り込みをしていたリーファとカナン。だが深夜、突如として上空に光り輝く円盤が出現したのだ！ 唖然としている間に、カナンの身体が宙に浮き、吸い上げられていく。そのまま彼は光と共に消えてしまった。
翌日になってリーファは本部に駆け込み、大変だと騒ぎ立てるが、誰も本気にしてくれない。しかもあろうことか、消えたはずのカナンが何事もなかったように出勤してきたのだ。
「光る円盤？ 夢でも見たんだろ、おまえはよく寝てたからな。何もなかったよ」
笑いながら言われて、リーファは愕然と仲間の顔を見つめる。その額の隅、髪の生え際に、見覚えのない傷がついていた。
何かとてつもなくまずいことが起きている。恐怖にかられてリーファは城に急いだが、頼みの国王は脱走中でつかまらない。信頼する夫にすべてを打ち明けても、気の毒そうな微苦笑を返されただけだった。
「リーファ。君、疲れてるんだよ」
――そんな一言と共に。
衝撃によろめくリーファ。これはロトじゃない。なぜ、いつから。
消えているのは子供だけ、だが大人はもしかして……。
“彼ら”の目的は何なのか。何より、今この身に宿っているのは、本当に自分とロトの子なのか？
深まる謎と恐怖。誰と誰を信じられるのか、リーファの孤独な戦いが始まる！！
王都警備隊シリーズ最新作『奪われた王都』 近日公開！ 乞うご期待！！
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