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りんごチャレンジ

ツイッターで流れてきた #お宅のお子さんで素手でりんごを握りつぶせるの誰ですか タグに乗っかったセルフ二次。

 

金枝(品種改良が進んでないのでリンゴは小さい)

シェイ「勿体ないだろ!」

リッ「出来ないか?」

「果汁ならオリーブの搾油機を応用すれば」

「まぁおぬしは大元の体格からして」

「うるさい! おまえは出来るのか!?」

 

ぐしゃ

 

「…」

「ものによっては少々てこずるが、大体は」

「……」

「ヤドゥカ殿なら軽いものだな」

「くっ…見てろよ、筋力増強の術とか編み出してやるからな…!」

 

 

王都(現代ほどではないがそこそこ大きくなってる)

 

リー「やー、普通無理だろ」

ロト「条件次第では僕も潰せなくはないけどね。まぁでもこういうのは」

 

二人(じーっ)(期待の目)

 

 

シンハ「待て。出来るぞ、余裕で出来るがな? 潰したら後の加工が面倒だろうが」

 

「あ~アップルパイ食いたいなぁ」

「そろそろ冷たいデザートもいいね。ゼリーとか」

 

((じーっ))

 

「分かった分かった…」

 

 

ぐしゃめきょ

 

リー「他に出来そうなのってセレムぐらい?」

マエリアーナ「あたしも出来るよ」

「あ、そっか加護持ちだから」

「うん。前に舐めくさった奴がウザ絡みしてきたから、目の前でクルミを素手で割ってやったら静かになったね!(笑)」

 

「わーぉ…」

 

 

ほりえび(王都と同程度)

 

エリアス「………っっ!」

グラジェフ「無理をするな。指を傷めるぞ」

「(不満顔)グラジェフ様は出来ますか」

「さて、試したことはないな。主の恵みは握り潰すのではなく、このように…(ナイフで二つに割って半分渡す)…分け合うものだ」

「…頂きます」

 

「うむ」

 

ユウェイン「君は昔、得意満面に実演してくれたよね」

カスヴァ「その程度のことが自慢だったんだ。今はそんな馬鹿な真似はしないぞ」

「潰しちゃったら食べづらいもんねぇ。はい、君のぶん」

「…何だこれは」

「うさぎリンゴ」

 

「………暇なのか?」

「そこは! 器用だなとか可愛いなとか褒めるところだよ!? せめて分け前にありがとうを言うとか! やれやれ全く君ってやつは」

「悪い。ありがたく頂くよ」

 

「素直でよろしい。まぁ君んちの保存樽から失敬したんだけどね、って痛ァ! 殴らなくても!」

 

※なおエリアスはうさぎリンゴどころか単純に皮を剥くのも悪戦苦闘するので剥かずに皮ごと食べますが、それはそれとしてうさぎリンゴは可愛いのでしばらく見つめ合います。