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推しコンビすごろく主従編

 

出会いは「次の王の選定を受けて第一の候補となったシェイダールに、従者としてあてがわれたリッダーシュ」の主従です。

ではサイコロスタート!

 

出目6 相手に怒ってる時、どういう態度になる? 怒られてる方は?

シ「どうって…普通に怒るぞ。だいたい平静に受け流されるが」

リ「具体的には、声を荒らげて憤懣を述べる、だな」

「ああ、そういうことか。じゃあおまえは、態度が冷たくなって嫌味で刺す。…本気で怒ったあの時を除いて」

「それでおぬしは存外素直に反省してくれる。少々不貞腐れることもあるが」

「言いたい放題だなオイ」

 

出目5 二人三脚したら早い?遅い?

「速いに決まってるだろう!」(えへん)

 リッは黙って苦笑。シェイはせっかちで我が強いから、リッぐらい合わせるのが上手くないとまず転ぶ。

 

出目4 お互いのファッションセンス、どう思う?

「良いんじゃないのか? 少なくともゴテゴテ飾り立てないし」

「意外に趣味が良いと驚かされることもあるが、やはり王宮の伝統に馴染まないところはあるな」

「けっこう我慢してるだろ…」

 

出目1 何かお揃いで持ってるものとかある?

(顔を見合わせて)

「無いな。要るか?」

「腕輪の一組でもあつらえて頂けるなら光栄至極」

「よし、じゃあ作ろう」

 

出目4 秋の思い出ある?

「…あんまりいい思い出じゃないが、旱の後のひどく寒い秋に飢饉対策で走り回ったことは忘れられないな」

「アルハーシュ様がご存命だった最後の秋だな」

「うん。…おまえがいてくれて良かった」

 

出目5 相手がナンパされている…どうする?

「放っとくから好きにしろよ」

「そうか? では遠慮なくシャニカ姫のお誘いを受」

「待て待て待て待てそれは違うだろう待て」

 

出目5 ギャンブルはどっちが強い?

「どっちだろうな? 総合しておまえのほうが強運だと思うが」

「細かい観察力がものを言う類や、すべての手札を憶えておけば勝てる類の賭けなら、おぬしが強いな」

 

出目1 恋人のふりができる?

「無茶言うな!! なんだこの設問は!」

「(笑いを堪えて)おぬしがそれでは無理だろうな」

「…(剣呑)おまえは出来るとでも?」

「必要とあらば」(平然)

「俺はやらないからな!」(やれば出来るけどやらないんだぞアピール)

 

出目1 片方が誘拐された!どうする?

出目1 片方がオークションにかけられてる!どうする?

「あらゆる手を使って助ける。第一まずそんな状況にさせてたまるか」

「同じく。我が君の身にそのようなことがあるとすれば、そも私が生きてはいまいよ」

 

出目4 SEXしないと出られない部屋に閉じ込められたらどうする?

「……なんでよりによってこういう…。そんなもの、部屋の仕組みを解明して開けさせるか最悪爆破してでも出るぞ」

「まあそうだな(苦笑)というかこれもやはり、まずその状況にさせぬのが私のつとめだ」

 

出目2 自分の命か相手の命、どちらかしか選べないとなったらどうする?

「回答を禁ずる」

「……(即答しかけていた口を閉じる)」

「他人の命を守るより、自分の命を守るほうが簡単だろ。だからおまえは自分の命を守れ。そうしたら俺がおまえのために命を捨てなくてもすむ」

「ならばおぬしも、命を大切にしてくれ」

「粗末にしているつもりはないぞ?」

「ああ。でも、大切にしてくれ」(ちょっと泣きそう)

「わかった、わかった」

 

 

以上、おしまい!